診療の流れ

診療の流れ

むくみのある方、他院より紹介の方、他院で治療を受けられた方へ。
当院と岡山大学のどちらでも初診外来を受け付けています!

 リンパ浮腫は、早期と中期(StageIとStageII早期)や高度進行期(StageII後期やStageIII)などに分類されます。
また、原因不明の原発性リンパ浮腫、高齢や肥満、運動低下などによる廃用性のむくみがあります。光生病院と岡山大学病院で、リンパ浮腫の程度で役割分担し最適な医療を提供しています(右図)。専門の医師が、両方の病院で診療を行っています。
むくみの程度に関わらず、どちらの病院でも初診外来を受け付けています。両病院の距離は1㎞程で、アクセスもしやすいです。初診後は、原則として下記の様な流れで診療を行います。

1)リンパ浮腫の早期・中期、原発性リンパ浮腫の患者様

 岡山大学に紹介します。岡山大学でICG検査などの評価を行い、一人一人の治療方針を決定します。
保存療法は、大学または光生病院で行います。
 手術療法のLVA(リンパ管静脈吻合術)やリンパ節移植術などは岡山大学で行います。脂肪吸引術は光生病院で行います。(時にLVAも行います)

2)リンパ浮腫の高度進行期、廃用性(高齢や運動低下など)や静脈うっ滞性のむくみの患者様

 当院で保存療法と減量手術(脂肪吸引術、皮膚皮下組織切除術など、LVAを行います。静脈性のむくみも、当院で評価と手術治療を行います

初めての方へ

形成外科外来(リンパ浮腫治療センター)

 
午前 木股 敬裕 - - 林 優子 - -
午後 木股 敬裕 - - - - -

「受付開始時間」午前:8:45~11:30(診察開始 9:00~)
        午後:12:30~16:30(診察開始 13:00~)

入院の方へ

入院予約

形成外科外来の診察をお受けいただき、入院期間を医師と相談し決定します。

入院時にお持ちいただくもの・服装

  • 普段より大きめの服装(弾性包帯を巻いた上に通るもの)
  • 脚にむくみのある方は、ひもやマジックテープで調節できる靴(いつもより幅広で2~3cmくらい大きめのもの)
  • お持ちの方は、弾性包帯や弾性着衣(スリーブ・ストッキング)など

費用について

入院費用

入院費用につきましては、入院期間等により異なりますので、医療サービス課までお問い合わせ下さい。

リンパ浮腫外来価格表

外来価格の構成は、診察が保険診療、リンパドレナージ圧迫療法は自由診療となっており、価格は患者様の症状によって合計額が異なります。材料費は別途かかります。

  • 上肢:約5,000円
  • 下肢:約7,000円
  • リンパ管造影検査:約12,000円

材料費

  • 弾性包帯(バンデージ) :4,000円~20,000円
    *目安:片腕:約4,500円、片脚:約15,000円
    *弾性包帯をお持ちでない場合、またはお持ちの弾性包帯が適正ではない場合には、その方の状態に応じてお求めいただく場合があります。
  • 弾性着衣(ストッキング・スリーブ):1,500円~45,000円
  • その他:保湿クリーム、参考図書、靴などをご用意しています。

          
入院プラン

リンパ浮腫治療入院(1週間)

 集中排液のみを実施するプランです。
多層包帯やリンパドレナージの練習期間が短いため、セルフケアの獲得までは至らないというデメリットがあります。(硬化した皮膚状態の改善や周径が細くなりますが、セルフケアしていけなければ治療前の状態に戻ります。)

入院初日 退院までの流れ 院内案内 予診表記入 初期評価
2日目 複合的治療開始
(2日目からは入浴後)
圧迫下での運動 - -
3日目 - -
4日目 セルフケアの提案・実践 -
5日目 セルフケアの実践 弾性着衣試着
6日目

リンパ浮腫治療入院(2週間)

 2週間プランでは、複合的治療の効果を実感しながら、セルフケア取得を目指します。
期間が短く、セルフケアの獲得に努力が必要となります。退院前に周径が安定すればストッキングの発注も可能です。

入院初日 退院までの流れ 院内案内 予診表記入 初期評価
2日目 複合的治療開始
(2日目からは入浴後)
圧迫下での運動 - -
3日目 - -
4~11日目 セルフケアの提案・実践 -
12日目 セルフケアの実践 弾性着衣試着
13日目