糖尿病外来のご案内

糖尿病は世界中で増加しており、2012年に国際糖尿病連合は3億7100万人の患者がいると報告しました。そして、その半数は見過ごされているそうです。日本では、糖尿病患者は710万人、糖尿病の可能性がある人も合わせると2000万人以上となり、成人の6人に1人が糖尿病かその予備軍となります。

糖尿病になっても当初は無症状のことが多いのですが、血糖が高いまま放置していると、数年後には糖尿病が他の病気「合併症」を起こすことがあります。糖尿病の合併症が進むと、網膜症で視力が低下したり、腎症で蛋白尿や腎不全になったり、神経障害でしびれや神経痛が起こることがあります。また、動脈硬化が進んで、脳梗塞や心筋梗塞になり易くなります。これらの合併症が起こると日常生活が制限を受け不自由になります。けれども、糖尿病を良い状態にコントロールしておくと、合併症の発症や進行がある程度予防できるといわれます。

糖尿病外来では、糖尿病の良好なコントロールと合併症の発症や進展防止を目標に、糖尿病および他疾患を合併した糖尿病の治療に対応しています。その具体的な内容は、①外来でのコントロール ②急性合併症の治療 ③他疾患を治療中の糖尿病の治療 ④周術期の糖尿病管理などです。

糖尿病の治療は、生活習慣を見直して食事や運動に留意し、適切な薬物療法をおこない、ご自身が積極的に治療に取り組む必要があります。この点は、他の病気の治療と異なる糖尿病治療の特徴といえます。実際の治療にあたっては、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、歯科イラスト衛生士、保健師などの各分野の医療従事者がチームで取り組みます。この機会に、糖尿病の治療に一緒に取り組みましょう。私たちは、皆さまのお役に立てることを願っています。