理事長挨拶

理事長挨拶

一昨年、団塊の世代が高齢者(65~74歳)の仲間入りし、高齢社会から超高齢社会に突入しました。その人たちが後期高齢者(75歳~)となり、医療・介護のニーズが爆発的に増えるといわれる2025年問題に備え、国も在宅介護、在宅療養の推進を図っています。私たちは今、医療提供体制が大きく変わる中にいるのです。そこで、キーワードとなるのが地域包括ケアシステムです。医療・介護分野のそれぞれの職種が連携し、患者様を中心に置いた切れ目のないサービスの提供が求められています。機能分化したそれぞれの施設が役割を果たしていきながら、地域医療の質を上げていかなくてはなりません。

当院では昭和27年の開院から「慈愛と奉仕」の精神のもと、困った人の足下を照らすべく、早くから救急医療に取り組むなど岡山の地に根差した地域医療を担ってきました。岡山の中心部に位置し、近くには岡山大学病院、岡山市立市民病院、岡山済生会総合病院、また昨年12月に開院した川崎医科大学総合医療センターと地域の中核病院が集中しています。そんな環境の中、岡山大学病院の高度先進医療と連携し、人工関節・膝関節やスポーツ外来などの高度な手術を行い、医師の派遣もしていただいています。また最近では市民病院のER型救急の後方支援の意義も大きくなってきました。

当院は、内科、外科、脳神経外科をはじめ、整形外科、心療内科、皮膚科、眼科、歯科など18の診療科目があり、非常勤を含め約60名の医師が在籍しております。そして、平成25年に完成した12階建ての医療福祉複合棟には、特別養護老人ホーム光生げんき、サービス付き高齢者向け住宅桑田げんき、定時巡回随時サービス、居宅支援センター、訪問リハビリ、ヘルパーステーション等を配置しており、救急から福祉まで切れ目のないシームレスなサービス提供が可能になりました。最も大切な目標としては、地域の幸せを守る病院を目指し、そのために、職員のひとり一人の充実感と満足と幸せを実現し、心豊かな人財に恵まれた安心の病院を追求してまいります。今までにも増してご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。

社会医療法人 光生病院
理事長・院長 佐能量雄

略歴

昭和52年3月 :東京慈恵会医科大学卒業

昭和52年4月 :岡山大学医学部第二外科医局勤務

昭和52年10月 :医療法人社団 光生病院勤務

昭和55年9月 :屋島総合病院勤務

昭和57年9月 :岡山大学病院医員勤務

昭和60年12月 :カルフォルニア大学V.A.メディカルセンター研修

昭和61年4月 :医療法人社団光生病院勤務

平成4年6月~ :社会医療法人(旧:医療法人社団)光生病院 理事長兼院長

平成4年6月~ :社会福祉法人ことぶき会 理事長

公職 (現職)

一般社団法人岡山県病院協会 :専務理事

一般社団法人日本医療法人協会 :常務理事・岡山支部長

一般社団法人社会医療法人協議会 :理事

一般社団法人全国公私病院連盟 :常務理事

公益社団法人全日本病院協会 :理事

一般社団法人日本病院会 :代議員

一般社団法人岡山県老人保健施設協議会 :理事

岡山県病院厚生年金基金 :評議員

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